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2026.08.07 更新 2026.08.07 公開
古民家の解体費用はいくら?坪単価と高くなる4つの理由・解体しない選択肢
改修前の和室

「古民家の解体はいくらかかる?」
「普通の家より高いと聞いたけれど本当?」

結論から言うと、古民家の解体費用は一般的な木造住宅より2〜4割ほど高くなります。木造の坪単価は通常4〜5万円ですが、古民家では5〜7万円になることが珍しくありません。

館林市 空き家 和室 改修前
リハコが買い取った館林市の空き家の和室(改修前)。真壁づくりの和室は解体に手間がかかります

この記事を読んで理解できること

  • 古民家の解体費用の坪単価と、延床面積別の目安
  • 一般的な木造住宅より高くなる4つの理由
  • 解体費用を抑えるためにできること
  • 解体しないほうが有利になるケース

1. 古民家の解体費用の相場

古民家は普通の家より高いと聞きましたが、どのくらい違うんですか?

坪5〜7万円で、一般的な木造の4〜5万円より2〜4割高くなります。50坪なら250〜350万円が目安です。

延床面積一般的な木造古民家(坪5〜7万円)
30坪120〜150万円150〜210万円
40坪160〜200万円200〜280万円
50坪200〜250万円250〜350万円
60坪240〜300万円300〜420万円
80坪320〜400万円400〜560万円

蔵・納屋は別途費用

母屋以外は別途になっていることが多いです。古民家は蔵・離れ・納屋・門などの付属建物を持っていることが多く、その分がさらに加算されます。母屋だけの見積もりになっていないか必ず確認してください。

2. 古民家の解体費用が高くなる4つの理由

なぜ古民家だけ手作業になってしまうのでしょうか?

梁や柱が太く、瓦が重いからです。重機で一気に壊せない分、人件費が積み上がります。

館林市 空き家 和室 改修前2
太い梁と土壁が残る和室(改修前)。重機で一気に壊せないため人件費が積み上がります

2-1. 梁・柱が太く、瓦が重い

古民家は大黒柱や梁に太い材が使われており、重機で一気に壊せません。屋根も瓦葺きが多く、瓦だけで数トンになります。手作業の割合が増えるほど人件費が積み上がります

2-2. 土壁・土蔵は廃棄物量が多い

土壁や土蔵の土は建設廃棄物として処分費がかかります。量が読みにくく、着工後に数量が増えて追加請求になりやすい部分です。

2-3. 重機が入れない立地が多い

農道や旧道に面していて道幅が狭い、隣家と接近している、敷地に高低差がある——こうした条件だと重機が使えず、手壊しで工期が1.5〜2倍になります。

2-4. 後年の改修でアスベストが入っていることがある

「古民家=自然素材だからアスベストは無い」と思われがちですが、昭和後期に葺き替えたスレート屋根や外壁材に含まれていることがあります。調査は義務なので、必ず見積もりに含まれているか確認してください。

その古民家、壊す前に一度査定させてください。リハコは古民家・農家住宅も現況のまま買取いたします。
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3. 解体費用を抑えるためにできること

少しでも安くしたいのですが、自分でできることはありますか?

農機具や家具の処分だけでも効きます。古材や建具は買い取ってもらえる場合もありますよ。

桐生市川内町リフォーム 和室 改修前
桐生市川内町の和室(改修前)。建具や古材は買い取ってもらえる場合があります
  • 建具・古材・梁・欄間などは買い取ってもらえる場合がある(古材業者へ相談)
  • 農機具・家具などの残置物は自分で処分しておく(1㎥あたり1万円前後の削減)
  • 4〜10月の閑散期に依頼する
  • 老朽危険空き家の除却補助金があるか役所に確認する(着工前申請が条件)
  • 母屋・蔵・納屋を分けて見積もりを取り、どこまで壊すか調整する

4. 「解体しない」ほうが有利なケース

先祖代々の家なので、できれば壊したくないのですが……

古民家は再生需要があるので、建物付きのほうが買い手が付くこともあります。壊す前にご相談ください。

館林市 空き家 和室 改修後
リハコが再生した後の和室。古民家は再生需要があり、建物付きのほうが買い手が付くこともあります
古民家を解体すると起きること
・更地にすると固定資産税が最大6倍になる(住宅用地の特例が外れる)
・解体費用300万円を投じても、土地の売却価格が同額上がるとは限らない
・古民家再生・移住需要があり、建物付きのほうが買い手が見つかることがある

とくに市街化調整区域や農地に囲まれた立地では、更地にすると再建築できず「使い道のない土地」になってしまう場合があります。解体を決める前に、建物付きでいくらになるかを確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

古民家の解体費用は坪いくらですか?

坪5〜7万円が目安です。一般的な木造住宅の4〜5万円より高くなります。太い梁や重い瓦で手作業が増えること、土壁の処分費、重機が入れない立地が主な理由です。

蔵や納屋も解体費用に含まれますか?

別途になっていることが多いです。母屋だけの見積もりになっていないか、蔵・納屋・門・塀を含めた総額かを必ず確認してください。

古民家を解体せずに売ることはできますか?

できます。リハコでは古民家や農家住宅を現況のまま買い取っています。残置物や仏壇が残ったままでもご相談いただけます。

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森田 尚樹
記事監修
森田 尚樹
執行役員

NTTデータ・博報堂を経て、不動産再生の世界へ。自らアパート14棟・戸建て40戸(計134戸)を運用する現役投資家・宅地建物取引士として、累計100戸以上の空き家・築古物件を買い取り、再生してきました。日々「手放したい売主様」と「買いたい投資家様」の間に立つからこそ、他社で値段がつかなかった物件にも、根拠ある価格と確かな出口をご提案できます。

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