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2025.03.06 更新 2025.03.06 公開
ゴミ屋敷の買取とは?買い取ってもらうとどうなるかを事例と共に解説
ゴミ屋敷の買取_イメージ画像

「ゴミ屋敷の買取ってどんなもの?」
「ゴミ屋敷買取のメリット・デメリットって何?」

ゴミ屋敷を手放す方法として、「買取」があるらしいけれども、具体的にどういうものなのかがよくわからずお困りなのではないでしょうか。

ゴミ屋敷の買取は、一般的な不動産の場合と同じく、「不動産会社に直接買い取ってもらうこと」を指します。

仲介業者に依頼して、個人の買い手を見つけてもらうより、早く確実にゴミ屋敷を売却できることが大きな魅力といえるでしょう。

ただ、ゴミ屋敷の場合は、通常の不動産会社ではなく、訳あり物件を専門とした買取業者に依頼する必要があります。

そうすることで、ゴミ屋敷の状態のままでも、適正な価格で買い取ってもらえるためです。

こうしたゴミ屋敷の買取について実態をしっかり理解しておくことで、ゴミ屋敷だからといって無用に買い叩かれたり、無理してご自身で片付けたりすることなくスムーズに売却に漕ぎ着けられるはずです。

そこでこの記事では

  • ゴミ屋敷の買取がどのようなものか
  • 実際の買取事例
  • ゴミ屋敷の買取を依頼するメリット/デメリット

などについて詳しく紹介します。

悩みの種であるゴミ屋敷を、早く確実に買い取ってもらえるように、ぜひ読み進めてくださいね。

1.ゴミ屋敷の買取ってどういうもの?

ゴミ屋敷に限らず、一般的に不動産の「買取」とは、不動産業者に直接家や土地を買い取ってもらう方法のことです。

ゴミ屋敷の場合も、大きくは一般的な買取と変わらず、仲介の場合と比べると以下のような特徴があります。

ただ、気になるのはゴミ屋敷でも問題なく買い取ってもらえるのか、という点ではないでしょうか。

たしかに、ご心配されているように、一般的な買取業者や大手の不動産会社ではゴミ屋敷の買取を断られるケースも少なくありません。

あるいは、「0円で買取(処分)します」「清掃費用や解体費用をお支払いいただければ引き取ります」などと買い叩かれる場合もあります。

しかし実は、訳あり物件専門の買取業者なら、ゴミ屋敷であっても適正な価格できちんと買取対応してくれるのです。

訳あり物件専門の買取業者とは?

ゴミ屋敷、築年数の古い家、事故物件、雨漏りやシロアリなどにより傷んだ家など、「訳あり」の物件の売買を行う不動産会社のこと。

個人や一般的な不動産会社には買い取ってもらいづらい物件の再利用の活路を見出し、適正価格での買取を行う。

さらに訳あり物件専門の買取業者では、ゴミ屋敷などのマイナスポイントがある物件を買い取って再利用するノウハウがあるため、

  • ゴミ屋敷状態のまま買い取る
  • リフォームやリノベーションを実施(買取後)して家を活用する

といったゴミ屋敷の売却をお考えの方に嬉しい対応も可能なことが多いです。

まとめると、ゴミ屋敷の買取がどのようなものかを理解するうえで押さえておきたいポイントは以下の通りです。

こういったことから、買取は、ゴミ屋敷を早く・確実に・手間なく売却できる手段と言えます。

2.実際のゴミ屋敷買取事例

ゴミ屋敷の買取がどういうものなのか、概要はお分かりいただけたでしょうか。

ただ、まだ具体的なイメージがわきづらい部分もあるかと思います。

そこで、ここでは訳あり物件専門の買取業者であるリハコが実際に買取を行ったゴミ屋敷の事例をご紹介します。

いくらくらいで買取ってもらえるのか、その後どうなるのか、といった疑問の解消にお役立てください。

2-1.栃木県足利市山川町のゴミ屋敷を120万円で買い取った事例

こちらは栃木県足利市山川町にある築年数50年のお宅です。

家は築年数が長いことから、次のような状態でした。

  • 家の瓦が割れ、雨漏りが発生していた
  • 床に散乱したゴミから湿気が発生し、キッチンと廊下の床が緩い状態だった
  • 汲み取り式トイレ

これを120万円で買取させていただきました。

買取後はリハコで汲み取り式トイレは簡易水洗トイレに交換するといったリフォームを行い、写真のようにきれいな状態へ再生。

現在は新しいご家族が住まれています。

2-2.茨城県古河市桜町のゴミ屋敷を80万円で買い取った事例

こちらは古河市桜町にある築年数46年のお宅です。

こちらも同様に築年数が長く、ゴミも大量にあったことから、次のようなひどい劣化状況でした。

  • ゴミが溜まっていたことにより、床下はシロアリが大量に繁殖
  • シロアリにより、床下の重要な木材が腐食
  • 重要な木材の腐食により、家全体が傾いていた
  • スズメバチの巣があった
  • ガス管や給水給湯器が錆びて使えない状態だった

特に家の傾きはやっかいで、ゴミを撤去する前には気づきにくいうえ、リフォームの難易度が高く、外注すると高額な費用がかかります。

しかしこちらも、80万円で買取をさせていただきました。

買取後にはリハコで、床の調整で傾きを直し、ガス管などをすべて引き直すといったリフォームをしっかり行い、こちらも現在は新しい家族が住まれています。

3.ゴミ屋敷の買取を依頼するメリット

ここまでで、

「ゴミ屋敷でも本当に買取を行ってもらえるのか」
「具体的にどんなゴミ屋敷がどれくらいで買い取ってもらえるのか」

といった疑問も解消され、ゴミ屋敷でも売却できそうだと希望を感じられるようになったかと思います。

ただ、ゴミ屋敷の買取は、単に売却できるということだけでなく、売却する上で以下のようなメリットもあるのです。

1つずつ確認して、ゴミ屋敷の買取がどういうものなのか、さらに理解を深めましょう。

3-1.ゴミをそのままの状態で売却できる

まず最大のメリットは、ゴミ屋敷にあるゴミをそのままの状態で売却できることです。

これは、訳あり物件専門の不動産会社特有のメリットと言えます。

通常の不動産仲介会社や不動産買取業者の場合、ゴミ屋敷の売却を希望しても、次のように言われるのがほとんどです。

  • 「0円でなら引き取りが可能です」
  • 「家の解体費用として50万円いただきます」
  • 「ゴミ屋敷の中のゴミを処分すれば買取(売却)できます」

これは、通常の不動産会社がゴミ屋敷のような訳あり物件を扱う知識やノウハウのないことが原因です。

しかし訳あり物件専門の買取業者はこれらの知識・ノウハウに長けており、物件の価値を最大限に引き出してから、また別の買手へ高額で売却できます。

そのためゴミをそのままにした状態のゴミ屋敷でも物件の価値を正確に算出し、高額での買取が可能です。

3-2.最短数日で売却できる

ゴミ屋敷を買取で売却する場合、仲介で売却するよりも圧倒的に短い時間で売却できるのも大きなメリットです。

通常仲介で売却する場合、買手が見つかるまでは平均で3~6か月程度かかります。

また、ゴミ屋敷のような物件の場合、ゴミの状況によっては床や壁が腐食していたり臭いが染みついたりしているケースも少なくありません。

結果、買手が見つからず売却ができない可能性もあるのです。

一方、買取なら、業者が家を訪問して査定を行い、査定価格に納得できればすぐ売却できるため、最短で数日、長くても1か月程度で売却が可能です。

さらに訳あり物件専門の買取業者であれば、ゴミ屋敷の状態で売却でき、ご自身で片付けるための時間も必要ありません。

3-3.売却後のトラブルが一切なくなる

買取の場合、売却後に起こりがちなトラブルが一切なくなることもメリットの1つです。

通常、ゴミ屋敷に関わらず不動産を売却する場合には、売主に「契約不適合責任」が発生します。

【契約不適合責任とは】
物件を売却した後、契約書に書かれていない不具合が見つかった場合、この不具合は売主が責任を負うというもの

たとえば次のようなケースでは、契約不適合責任が発生します。

  • 物件を売った後に天井が雨漏りしていると判明した
  • 売却した家の柱にシロアリが発生し腐食していた

この場合売主は売買の金額を減らされたり、最悪の場合契約自体をキャンセルし、後から損害賠償請求されたりする危険性があります。

ただしこれは仲介で売却する場合の話であり、買取の場合基本的に売主には契約不適合責任が発生しません

これは契約不適合責任が、そもそも個人間で売買を行う際にトラブルを防ぐものであり、相手がプロ(不動産会社)の場合基本的に免責されるからです。

不動産会社であれば査定の時点で欠陥を見抜けるのはもちろん、前述したようにそもそもリフォーム・リノベーションを前提として買取を行っています。

そのためもし、売却後に不具合が見つかったとしてもまとめてリフォームを行うため、契約不適合責任をつける必要がないのです。

ただし、なかには契約不適合責任をつけて買取しようとする悪徳業者もいるため、ホームページなどを確認し、しっかり契約不適合責任が免責される業者かチェックしましょう。

4.デメリットは手元に残るお金が少なくなる可能性があること

ゴミ屋敷を買取で売却する場合、唯一デメリットとして挙げられるのが、手元に残るお金が少なくなる可能性があることです。

買取では相場(不動産ポータルサイトや空き家売買サイトに掲載されている販売価格)と比較して5~8割程度の価格となるのが一般的です。

特に、ゴミ屋敷の場合はゴミの処分費用も含めて査定を行うこともあるため、ゴミの処分費用も差し引くと相場の5割程度まで価格が下がる可能性があります。

一方仲介で売却する場合、一般的な相場と同じくらいの金額で売り出すこともでき、手数料はかかるものの売却額の約3~5%程度の支払いで済みます。

そのため、ご自身でゴミ屋敷を片付けた上で仲介で買い手がすぐに見つかるのであれば、仲介の方が手元に残るお金が多い場合もあるでしょう。

とはいえ、ゴミ屋敷の場合は、ご自身で片付けを行ったとしてもゴミのせいで家が傷んでいることも多く、買い手が見つからない可能性も十分にあり得ます。
また、買い手が見つかるまで買取以下の水準まで値下げが必要となることも。

こういったことから、ゴミ屋敷の買取のデメリットが本当にマイナスとなるのは、かなり限られたケースのみであることがお分かりかと思います。

5.早く確実にゴミ屋敷を手放すなら「買取」が断然おすすめ!

ここまで買取のメリット・デメリットを紹介してきましたが、総合的に考えると、ゴミ屋敷を売却する方法としては「買取」が断然おすすめです。

前述したように、単純に金額だけで見れば仲介の方がお得に見えるかもしれません。

しかし仲介は、買手が見つかるまで時間がかかるうえ、買手自体が見つからない可能性もあります。

また契約不適合責任が発生するため、売却後トラブルが発生する危険性もあります。

とくにゴミ屋敷のような訳あり物件はこれらのデメリット・リスクが非常に大きいため、結果的に損をする可能性は高いでしょう。

一方で買取は、確実かつスピーディーに売却できるうえ、契約不適合責任が免除されるためトラブルも起こりません。

さらに訳あり物件専門の買取業者であれば、通常の不動産買取業者よりも高額で(適正価格で)査定できるため、買取のデメリットを軽減できるでしょう。

こういったことから、ゴミ屋敷を早く確実に手放すなら、訳あり物件専門業者による「買取」がおすすめなのです。

6.ゴミ屋敷の買取はお早めに!放置するとさまざまなリスクが

買取は比較的楽な方法とはいえ、査定を依頼したり見積もり内容をチェックしたりと手間がかかるため、処分を面倒に感じる方も多いでしょう。

しかし面倒だからとゴミ屋敷を放置すると、行政執行や近隣住民からの損害賠償請求に発展する危険性があります。

【行政代執行とは】
空き家の所有者に代わって行政が強制的に立ち入り、ゴミの撤去や家の解体などを行うこと。自治体からゴミの撤去といった改善指導の通知が行われたにも関わらず、これを無視し続けた場合に執行される。

行政執行が行われた場合、自分でゴミ屋敷の処分や解体を行うよりも費用が高額になりやすい上、この費用は後日ゴミ屋敷の所有者に請求されます。

また、ゴミ屋敷の放置は次のようなリスクがあります。

  • 生ゴミが腐って悪臭が発生する
  • 害獣・害獣が発生する
  • ゴミから火災が発生する可能性がある
  • 近隣にある不動産の価値が低下する(売買価格や家賃の価格が低下する)

放置し続けるとこれらが原因で、近隣住民からクレームが出たり、高額な損害賠償請求を起こされたりする危険性もあります。

これらのリスクを回避するためにも、ゴミ屋敷の処分はなるべく早めに行いましょう。

7.ゴミ屋敷の買取ならリハコにおまかせ!

もしゴミ屋敷の買取を検討しているのであれば、訳あり物件専門の不動産買取業者リハコへぜひご相談ください!

リハコでは、これまで訳あり物件を100件以上買取してきた実績があり、ゴミ屋敷でも価値ある物件へと再生して新しい家族へと引き継ぐことができます。

以下詳しく説明します。

7-1.どのような物件でも高額買取を実現

リハコなら、どのようなゴミ屋敷でも高額買取を実現できます。

リハコは、買取はもちろんリノベーションや売却までを一貫して提供している不動産会社です。

買い取った物件は、自社の管理でフルリノベーションを施して、物件としての価値を最大限に引き上げてから、新たな買手へ売却します。

こういった仕組みによりどのようなゴミ屋敷であっても、リノベーションを前提として最大限価値を高く見積もれるため、買取でも高額査定が可能です。

実際記事の中でも紹介しているように、過去には次のようなゴミ屋敷を高額で買い取ってきた実績があります。

【栃木県足利市山川町 120万円

【茨城県古河市桜町 80万円

そのため、「自分のゴミ屋敷はとても売れそうにない」と感じても、ぜひ一度リハコへご連絡ください。

物件の価値を最大限に高めて査定させていただきます。

7-2.おしゃれなリノベで新しい家族へ引き継ぐ

リハコでは、思い出の家にとてもおしゃれな高機能フルリノベーションを施して、新しい家族へと引き継げます。

実は近年、買取後の空き家に最低限のリノベーションをして、「住めればOK」という家や地域への愛着が薄い人に活用されることも多いです。

こういったケースでは、入居した人物がごみ捨てルールを守らない等、ご近所の方から苦情が出るような事態も珍しくありません。

一方でリハコは、「次の世代へ引き継ぐ」ことを大切にしており、写真のような若い方々が住みたくなるようなリノベーションを施せます。

【千葉県君津市:築年数50年のゴミ屋敷物件(買取額:50万円)】

当然売主に費用負担はなく、リノベーションを行った後は、写真を取って売主様に送り、大変喜ばれています。

思い出の残る大切な家を、新しい家族へと引き継ぐためにも、ぜひ一度リハコへご相談ください。

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8.まとめ

ゴミ屋敷の買取がどのようなものなのか、実態がお分かりになったでしょうか。

では最後に記事の要点をまとめましょう。

まず、ゴミ屋敷の買取とは「不動産会社にゴミ屋敷を直接買い取ってもらうこと」です。
中でも、訳あり物件専門の買取業者に依頼することで、ゴミ屋敷でも適正価格で買い取ってもらえます。

その具体的なメリットは、次のとおりです。

  • ゴミをそのままの状態で売却できる
  • 最短数日で売却できる
  • 売却後のトラブルが一切なくなる

デメリットは、仲介を利用した場合と比べて手元に残るお金が少なくなる可能性があることです。

しかしゴミ屋敷の場合、訳あり物件専門の買取業者に依頼すれば、しっかり適正価格で、迅速・確実に売却が叶います。

こういったことから、ゴミ屋敷を売却するなら、買取が最適な選択肢と言えるでしょう。

この記事が、ゴミ屋敷を最善の方法で確実に処分するための助力になることを願っております。

藤本 祐輔
記事監修
藤本 祐輔
代表取締役

同志社大学を卒業後、株式会社光通信に入社し営業職に従事。2019年から不動産賃貸業をはじめ、築古戸建の再生を主とした賃貸業を営む大家さんの一面を持つ。空き家問題をさらに大きな枠組みで解決するために、「空き家を復活させ、街を復活させ、活気あふれる日本をつくる」という理念で株式会社リハコを設立。保有資格は宅地建物取引士と空き家相談士。

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