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「空き家を売却したいけど、相場ってどれくらいなんだろう?」
「空き家を相場より高く売却するにはどうしたらいい?」
あなたの所有しているその空き家、売却するとしたらいくらになるのか気になりますよね。
売却価格が相場より高ければもちろん嬉しいのですが、実際のところの相場はどれくらいなのでしょうか?
結論からお伝えすると、空き家の売却相場は市場価格の5〜10割が一般的とされており、仲介か買取かでも相場は変わってきます。
※市場価格とは、不動産ポータルサイトや空き家売買サイトに掲載されている「販売価格」のことを指します。実際に取引が成立した金額(成約価格)とは違って、あくまでも「この物件の価値はこれくらい」という目安になる金額です。
仲介での売却 | 市場価格の8〜10割 |
業者で買取 | 市場価格の5〜8割 |
一見すると、空き家は仲介で売却する方が高く売れそうな印象を受けますが、実は一概にそうとも言えません。
仲介はそもそも買い手を見つけるのが難しく、買い手がいなければ売却自体ができないため、いつまで経っても手放すことができません。
一方で空き家を業者による買取で売却した場合、買取価格自体は仲介業者が設定する金額よりも安くなる傾向が強いです。
しかし、業者が査定した金額で確実に買い取ってくれるため、結果的に早く売却してまとまったお金を受け取ることができます。
とはいえ、どちらの方法で売却するにしても、売却価格は土地の価値や空き家の状態、空き家の数と購入したい人のバランスによって大きく変動します。
そこで、この記事では「空き家売却の相場」と「空き家の相場の調べ方」について解説します。
この記事を読めば、空き家を売却する際の相場感がつかめるのはもちろん、あなたが所有する空き家の売却価格についておおよその検討をつけることができます。
また、空き家を相場より高く売却するコツについても解説していますので、空き家をできるだけ高く売却したいとお考えの方はぜひ最後まで読み進めてみてください。
この記事の目次
1.空き家売却の相場は市場価格の5〜10割が一般的
空き家売却の相場は、市場で実際に取引されている価格の5〜10割が一般的とされています。
市場価格とは、不動産ポータルサイトや空き家売買サイトに掲載されている「販売価格」のことを指します。実際に取引が成立した金額(成約価格)とは違って、あくまでも「この物件の価値はこれくらい」という目安になる金額です。
市場価格に大きな幅の差が生まれる理由としては、仲介で売却するのか業者に買取をしてもらうのかで売却価格が変わってくるからです。
具体的には、仲介・買取それぞれの売却価格は以下の通りになります。
仲介での売却 | 市場価格の8〜10割 |
業者で買取 | 市場価格の5〜8割 |
以下より、仲介・買取それぞれの特徴や売却相場について、具体的な例を挙げながら解説していきます。
1-1.仲介での売却相場は市場価格の8〜10割
仲介での売却は、基本的に売主の希望価格で売り出すことができるため、市場で実際に取引されている価格とより近い値段で売却できる可能性が高いのが特徴です。
しかし、市場価格は地域によって大きく変動することと、買主候補の値下げ交渉によって100%売主の希望価格で売却することは難しいため、8〜10割が相場とされています。
【例】市場価格が500万円の空き家の場合 |
8割の場合:5,000,000円 × 0.8 = 4,000,000円 10割の場合:5,000,000円 × 1 = 5,000,000円 つまり、実際に売却にできる金額は400万円〜500万円である可能性が高い |
ただし仲介だと、買主が現れなければそもそも売却することができないため、確実に手放せるかどうかはわかりません。
そのため、売主の希望金額で売却したい場合は、じっくり時間をかけて希望金額で購入してくれる人を探す必要があります。
1-2.業者買取での売却相場は市場価格の5〜8割
業者による買取の場合、業者がリフォームや修繕にかかると予想される金額を差し引いた価格で買い取ってもらうことになるため、市場で実際に取引されている値段の5〜8割程度が相場とされています。
【例】市場価格が500万円の空き家の場合 |
5割の場合:5,000,000円 × 0.5 = 2,500,000円 8割の場合:5,000,000円 × 0.8 = 4,000,000円 つまり、実際に売却できる金額は250万円〜400万円である可能性が高い |
しかし買取なら、業者が見積もりを出した金額で確実に買い取ってくれるため、確実に売却して空き家を手放すことができます。
特に、仲介で売却に出してもなかなか売れない物件や、そもそも需要が極端に少ない訳ありの物件をお持ちの方は、総合的に見ると買取の方が早く・高く・確実に売却できる可能性があるでしょう。
2.空き家売却の価格を左右する主な3つの要因
1章では、空き家売却の相場は仲介か買取かによって変動するとお伝えしましたが、空き家の売却価格を決めるのは売却方法だけではありません。
空き家の売却価格には以下の3つの要因も大きく関係しており、2章ではその3つの要因について影響が大きいものから順に解説します。
空き家の売却価格を左右する3つの要因 |
1.土地の価値 2.空き家自体の価値 3.需要と供給のバランス |
それでは、以下より詳しく見ていきましょう。
2-1.土地の価値
空き家の売却において、価格を決める要因として最も影響が大きいのが土地の価値です。
なぜ、空き家を売却するのに土地の価値の方が影響が大きいのかというと、家や建物の価値は築年数の経過とともにどんどん下がっていき、築20年を超えるとほとんど価値がなくなると言われているからです。
例え空き家が多少古かったり状態が悪くても、リフォームしたり建て替えたりすればいいため、そこまで大きな問題ではありません。
一方、土地の価値自体は時間が経ったからといって下がることはほとんどありません。それどころか、新しい駅や高速道路ができて便利になったり、大手企業の工場が建設されるなどの理由で地域が発展し、人口や需要が変化することで土地の価値は上がっていく可能性があります。
具体的に、土地の価値に影響する要素として、以下が挙げられます。
価値が高い土地の条件 |
・駅から徒歩5分圏内 ・周辺に商業施設や公共施設がある ・土地が広く、大きな建物が建てられる ・用途の制限がゆるく、活用の幅が広い ・正方形や長方形など、形が良い ・南向きで日当たりがいい ・平たい土地や角地 ・災害のリスクが低い土地 など |
価値が低い土地の条件 |
・駅から徒歩15分以上 ・周辺に火葬場や墓地などがある ・土地が狭く、建てられる建物が限られる ・農地や再開発禁止など、用途が制限されている ・三角形や台形など、活用しづらい形である ・北向きで日当たりが悪い ・傾斜地・地盤が弱い土地 など |
上記でご紹介したような好条件の土地であれば、多少古かったり状態の悪い家が建っていたとしても価値があると見なされ、高値で売却できる可能性が高いでしょう。
2-2.空き家の価値
空き家の売却において、土地の価値の次に影響を与えるのは空き家自体の価値です。
本来、建物の価値は時間の経過とともに下がっていき、築20年を超えると建物の価値自体はほとんどなくなると言われています。
しかし、以下のような空き家であれば空き家自体にも価値があると見なされ、土地と合わせてさらに高値で売却できる可能性があります。
価値が高い空き家の条件 |
・築年数が浅い(築10年以内) ・定期的なメンテナンスがされている ・大規模なリフォームや修繕なしでも住める ・再建築が可能な物件 |
価値が低い空き家の条件 |
・築年数が古い(築20年以上) ・放置されていて管理が不十分 ・老朽化のため大規模なリフォームや修繕が必要 ・再建築ができない物件 |
上記のような好条件な空き家に当てはまるのであれば、土地の価値と相まって相場よりも高く売却することもできるでしょう。
2-3.需要と供給のバランス
最後に、空き家の売却では需要と供給のバランスも売却価格に大きな影響を与えます。
需要と供給のバランスとはつまり、空き家の数と空き家を購入したい人の数のことで、そのバランスによって売却価格は高くなったり低くなったりします。
売却価格が高くなる場合 |
空き家の数 < 空き家を購入したい人の数 |
売却価格が低くなる場合 |
空き家の数 > 空き家を購入したい人の数 |
こうした需要と供給のバランスは地域によってそれぞれ違うため、「〇〇の地域が売却価格が高くなる・低くなる」とは一概には言えません。
しかし目安としては、都心部は空き家の数より空き家を購入したい人の数が多いため、需要の数に比例して売却価格も高くなりやすい傾向があります。
一方地方では、空き家を購入したい人よりも空き家の数が多いため、そのぶん売却価格も低くなりやすいでしょう。
3.【画像付きで解説】あなたの所有する空き家の相場の調べ方
ここからは、空き家の相場の調べ方について5つ解説していきます。
これからご紹介する方法で調べていただければ、あなたが所有する空き家の相場がいくらになるのかおおよその目安を把握できますので、ぜひ参考にしてみてください。
空き家の相場の調べ方 | おすすめな人 |
不動産会社に査定を依頼する | 遠方に住んでいて地域の相場に詳しくない人空き家の価値を専門的な目線で見てほしい人 |
国土交通省の「不動産ライブラリ」で調べる | 実際の取引価格により近い相場を知りたい人 |
不動産流通機構の「REINS Market Information」で調べる | 最新の売却相場を知りたい人 |
不動産ポータルサイトで調べる | 遠方に住んでいて地域の相場に詳しくない人様々な条件で空き家の相場を比較したい人 |
空き家売買サイトで調べる | 地方にある空き家の売却相場を知りたい人 |
3-1.不動産会社に査定を依頼する
空き家の売却相場の調べ方1つ目は、不動産会社に査定を依頼する方法です。
不動産会社に査定を依頼すれば、立地・築年数・空き家の状態を総合的に考慮した「あなたの所有する空き家そのもの」の売却価格が分かります。
不動産会社への査定依頼で相場を調べる手順は、リハコを例にすると以下の通りになります。
不動産会社への査定依頼で相場を調べる手順(リハコの場合) |
1.ホームページTOP右上の「お問い合わせフォーム」または「電話」にて問い合わせる 2.リハコスタッフ現地調査を行い、空き家の状態を確認する 3.現地調査の結果を元に市場調査を行い、査定金額を提案する |
不動産会社が査定を行う際、ヒアリングだけで査定を行う机上査定と、直接空き家を見て査定を行う訪問査定がありますが、より正確で信頼性の高い売却価格を知りたいなら訪問査定をしてもらうのがおすすめです。
また、査定を依頼する場合は、1社だけでなく複数社に依頼した方がより正確な相場感をつかめるでしょう。
不動産会社に査定を依頼することで、すぐに正確な空き家の相場が分かるだけでなく、売却方法や売却のタイミングなど専門的なアドバイスも受けられる可能性があります。
そのため、遠方に住んでいて地域の不動産市場に詳しくない方や、空き家の状態や価値を専門的な目線で評価してほしい方は、不動産会社に査定を依頼して相場を調べるのがおすすめです。
3-2.国土交通省の「不動産ライブラリ」で調べる
空き家の売却相場の調べ方2つ目は、国土交通省の「不動産ライブラリ」で調べる方法です。
不動産ライブラリとは、国土交通省が運営する不動産情報のポータルサイトで、不動産に関する様々な情報がまとめられています。
不動産ライブラリに掲載されているのは、以下のような情報です。
不動産ライブラリに掲載されている情報 |
・実際に取引された不動産や土地の価格(都道府県別) ・周辺にある学校や病院、駅などの公共施設の情報 ・洪水や土砂災害、津波の時の避難場所などの情報 ・地域別の都市計画の情報 ・人口の推移の予想 |
不動産ライブラリを使った具体的な空き家の売却相場の調べ方は、以下の通りです。
①トップページから「不動産価格の情報をご覧になりたい方へ|データの検索・ダウンロード」をクリックします。
②空き家のある地域・種類・調べたい時期を入力して、「一覧表示」をクリックします。
③検索結果の中か、所在地・最寄り駅・土地面積・建築年などを見て、あなたが所有している空き家と似ている物件を探してください。
上記の手順で調べていけば、あなたの所有する空き家のおおよその売却価格が分かります。
不動産ライブラリに掲載されている取引価格は、過去実際に取引が成立した価格が掲載されているため、より現実的な売却価格を知ることができます。
そのため、信頼度の高い公的なところから情報を集めたい方や複数地域の売却相場を比較したい方は、不動産ライブラリを使って売却の相場を調べるのがおすすめです。
3-3.不動産流通機構の「REINS Market Information」で調べる
空き家の売却相場の調べ方3つ目は、不動産流通機構の「REINS Market Infoemation」で調べる方法です。
REINS Market Infoemation(以下RMIと表記)とは、国土交通大臣に指定された不動産流通機構が運営する、不動産情報の公開・提供サイトです。
実際過去に取引された価格情報が掲載されており、その点は国土交通省の「不動産ライブラリ」と類似していますが、RMIは個人情報保護の観点からある程度広い範囲でしか住所を絞り込んで検索することができません。
しかし、RMIは不動産ライブラリよりも頻繁に情報が更新されているため、常に最新の売却相場を知ることが可能です。
RMIを使って空き家売却の相場を調べる具体的な手順は、以下の通りです。
①TOPページから検索したい空き家の都道府県と地域を選択し、「検索する」をクリックします。
②「検索条件を追加する」でできるだけあなたの空き家と同じような条件を入力して「検索する」をクリックします。
③検索結果から調べたい空き家の条件とより近い物件を選んで「価格」を参考にしてください。
出典:不動産流通機構「REINS Market Information」
RMIを使って売却相場を調べた場合、常に最新の売却相場を無料で知ることができます。
また、実際過去に取引が成立した価格が提供されるため、より正確な売却相場を知りたい人におすすめです。
3-4.不動産ポータルサイトで調べる
空き家の売却相場の調べ方4つ目は、不動産ポータルサイトを使って調べる方法です。
不動産ポータルサイトとは賃貸・売買できる物件の情報を一括して提供しているサイトで、代表的なものといえば以下のようなサイトがあります。
代表的な不動産ポータルサイト |
・SUUMO ・LIFULL HOME’S ・アットホーム |
不動産ポータルサイト「SUUMO」を使った具体的な相場の調べ方は、以下の通りです。
①TOPページの「買う」から「中古一戸建て」を選び、空き家がある地域をクリックします。
②さらに、空き家がある都道府県を選びクリックします。
③空き家がある市や区を選びチェックを入れて、「検索する」をクリックします。
④検索結果に表示される物件情報の「販売価格」が実際に売りに出されている価格です。右側の「検索条件変更」から条件を細かく絞り込めば、より自分が調べたい空き家の条件に近い物件を見つけることができます。
不動産ポータルサイトに掲載されている販売価格は、成約価格よりも高めに設定されているケースが多く、実際の取引価格はサイトに記載されている価格の8割程度に下がる傾向があります。
また、あなたが所有している物件と全く同じ物件はないため、あくまでもおおよその相場感をつかむための参考に留めてください。
しかし、不動産ポータルサイトには実際の物件の外観や内観の写真が掲載されているため、家の状態とリアルな相場感をイメージしやすいのが特徴です。
したがって、空き家が遠方にあって地域の住宅事情に詳しくない方や、様々な条件で相場を比較したい方は不動産ポータルサイトで売却相場を調べるのがおすすめです。
3-5.空き家売買サイトで調べる
空き家の売却相場の調べ方5つ目は、空き家売買サイトを使って調べる方法です。
空き家売買サイトとは、空き家の有効活用と地域への定住を促すために自治体が非営利で運営する空き家の情報提供・マッチングサイトで、「空き家バンク」と呼ばれることもあります。
代表的な空き家売買サイトには、以下のようなものがあります。
代表的な空き家売買サイト |
・LIFULL HOME’S 空き家バンク ・アットホーム 全国版空き家・空き地バンク ・家いちば ・ビギンズ ・空き家ゲートウェイ |
空き家売買サイト「LIFULL HOME’S 空き家バンク」を使った具体的な売却相場の調べ方は、以下の通りです。
①トップページの「空き家を探す」から「地域から探す」を選びクリックします。
②空き家のある地域・都道府県名を選択して、クリックします。
③さらに詳しい地域を絞り込み、「この条件で検索する」をクリックします。
④検索結果の「価格」を見ると、空き家の売却相場が分かります。「詳細をみる」をクリックすると、部屋の間取りや土地面積など、物件の基本情報が記載されているので、そちらを参考に自分が所有する物件と類似しているものを見つけてください。
空き家売買サイトでは、都心よりも地方の物件が多く掲載されている傾向があります。そのため、地方にある空き家の売却相場を知りたい方は、空き家売買サイトを使って調べるのがおすすめです。
ただし、空き家売買サイトの販売価格も成約価格とは異なるためあくまでも目安として参考するに留め、掲載されているよりも8割程度の金額での取引になると思っておくのがいいでしょう。
4.空き家を相場よりも高く売却するためのコツ
3章では、あなたが所有する空き家の売却価格におおよそ検討がついたかと思います。
しかし、あくまでも予想金額でしかないため、「実際売りに出してみたら思っていたよりもかなり安くでしか売れなかった…」という可能性も考えられます。
そこで4章では、あなたが所有する空き家を相場よりもできるだけ高く売却するコツを3つお伝えします。
空き家を相場よりも高く売却するコツは、以下の通りです。
空き家を相場よりも高く売却するコツ3選 |
・家具や家電はできるだけ処分しておく ・ハウスクリーニングをしておく ・リフォームや修繕を済ませておく |
かけられる時間や予算は人によって様々ですが、できそうなものからやってみてください。
4-1.家具や家電はできるだけ処分しておく
不動産会社に査定を依頼する前や実際に売却を始める前には、家具や家電はできるだけ処分しておくのがおすすめです。
なぜなら、売却後の撤去費用を考慮して査定金額が算出されるため、あらかじめ家具や家電を撤去しておけば撤去費用の分見積もりの金額が高くなる可能性があるからです。
査定前に処分しておいた方がいいものは、以下の通りです。
業者の査定前や売却前に処分しておいた方がいいもの |
・使い古された家電や大型家電:部屋を狭く見せてしまう原因になる ・食器や衣類など:生活感を感じさせるものはない方が買い手が付きやすくなる ・大量の書類や個人情報に関わるもの:業者とのトラブルに繋がる ・仏壇や位牌などの宗教に関わるもの:買主とのトラブルに繋がる |
処分するには、リサイクルショップで買い取ってもらったり、ゴミの日にこまめに出すなどの方法があります。
また、個人情報に関わる書類や仏壇などの宗教に関わるものは、売却前に適切に処分しておくことで業者や内覧者とのトラブルを避けることができるでしょう。
4-2.ハウスクリーニングをしておく
家具や家電の撤去と併せて、ハウスクリーニングしておくのもおすすめです。査定前や売却前に家の内外を綺麗にしておくことで、査定に来る業者や購入希望者に良い印象を与えることができます。
その結果、査定額がアップしたりすぐに買い手がついたりする可能性が高くなるでしょう。
特に、物件の写真をサイトにアップする場合、手入れの行き届いた家は写真映えするので購入希望者の目にも付きやすくなり、早く売ることにも繋がります。
ただし、ハウスクリーニングをしたから必ず査定額がアップする、というわけではないので要注意です。
また、プロの業者にハウスクリーニングを依頼すると手間なく綺麗にできますが、それなりに費用がかかります。
ハウスクリーニングに費用をかけたくない方は、できる範囲で自分で掃除をするとその分の費用を節約できるため、売却に必要なコストを削減することができます。
4-3.リフォームや修繕を済ませておく
もし仲介会社を通じて売却するなら、売却前にリフォームや修繕を済ませておくことで相場よりも高く売れる場合があります。
リフォームや修繕をすることで空き家の資産価値が高まるため、査定でも高値が付きやすくなったり、実際に住むイメージがしやすいため買い手が付きやすくなるメリットがあります。
しかし、リフォームや手前にはまとまった額の初期投資が必要になるため、どのようなリフォームをするのかは慎重に検討しなければなりません。
それに加えて、リフォームをしたからと言って必ずしも相場より高く売れる保証はないので、「リフォームにお金をかけすぎて結局赤字…」という状況にならないように注意しましょう。
最低限の費用でリフォームを行うコツとしては、優先順位をつけることです。
例えば、
- 絶対に妥協すべきでない、安全に関わる部分からリフォームする
- 古くなっている部分だけをリフォームする
など、優先順位を明確にしてから着手すると、無駄なリフォームを避けて必要な部分だけに予算を使えるでしょう。
5.空き家をより高く売却したいなら、不動産会社などのプロの力を借りるのが一番確実
4章では、空き家を相場より高く売却するためのコツをお伝えしましたが、どうしても自力での売却は時間・コストともに限界があります。
そのため、空き家をより高く売却したいなら、不動産会社や買取業者などのプロの力を借りるのが一番確実です。
不動産会社や買取業者は専門的な知識と独自のノウハウを持っているため、空き家売却に関して様々なサポートやアドバイスをしてくれます。
不動産仲介の場合 | ・空き家の適正価格を算出してくれる ・広告や宣伝をして空き家の買い手を探してくれる ・内覧立ち会いや購入希望者との交渉をしてくれる ・契約や手続きをサポートしてくれる |
買取業者の場合 | ・空き家の買取金額を提示してくれる ・現状のままで空き家を買い取ってくれる ・残った家具家電を処分してくれる ・契約や手続きを簡単にしてくれる |
上記のようなアドバイスやサポートがあることで、あなたが所有している空き家もより高く・より早く売却できる可能性が高くなります。
特におすすめなのは、買取業者へ依頼して売却することです。買取での売却は解体や家財の撤去が必要ないため、売却して最終的に手元に残る金額が仲介よりも多くなる可能性があります。
また買取なら確実に売却して手放せるため、総合的に考えると買取での売却はメリットが大きいでしょう。
空き家の売却に関して悩みや困り事を抱えている方は、ぜひプロの力を借りる選択肢も検討してみてください。
6.空き家を相場より高く売却したいなら、リハコが全力でお手伝いします!
空き家を相場より高く売却したいなら、空き家再生のプロ「リハコ」が全力でお手伝いします!
リハコは、空き家の買取からリノベーションまで幅広く対応できる不動産会社で、これまでに100戸以上の空き家を再生・売却してきました。
あなたが所有しているその空き家も、リハコのリノベーション技術によって新しく生まれ変わった後、新たなご家族へと引き継ぐことができます。
6章では、空き家の売却においてリハコがどんな強みを持っているのか、詳しく解説していきます。
空き家の売却におけるリハコの強み |
・仲介では売却しづらい訳あり物件でもリハコなら買取できる ・売却後はオシャレに再生して新しい家族へと橋渡しを行う |
それでは1つずつ見ていきましょう。
6-1.仲介では売却しづらい訳あり物件でもリハコなら買取できる
リハコでは、仲介では売却しづらい訳あり物件でも買取を行っています。
リハコでは、良心的な価格でリノベーションを請け負ってくれる業者との繋がりがあるため、リノベーションにかかる費用を正確に見積もることができます。
それによって、空き家を購入したい投資家の方に適切な利回りの情報を提供できるため、空き家購入の後押しができるのです。
空き家のリノベーションはあくまでも購入者様に対して提供しているため、空き家の売却にありがちな「売却するのに費用が別途必要で結局赤字…」という状況になる心配はありません。
それどころか、他の不動産会社では断られてしまって売却できるか不安な物件であっても、思わぬ利益を得られる可能性もあります。
一度ご相談いただければ丁寧に対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
6-2.売却後はオシャレに再生して新しい家族へと橋渡しを行う
リハコでは、空き家を買い取った後にオシャレかつ機能的なリノベーションを行い、空き家を魅力的な物件へと再生できます。
これまで100戸以上のリノベーションの実績がありますが、以下よりその一部をご紹介します。
このような魅力的な物件に生まれ変わることで新たなご家族が入居され、お家自体はもちろん周辺地域の活気を取り戻すことにも繋がります。
思い出の詰まった大切なお家の売却こそ、空き家再生のプロであるリハコに安心してお任せください。
7.まとめ
この記事では、「空き家売却の相場」と「空き家の相場の調べ方」について解説してきました。
空き家の売却相場は、仲介・買取それぞれ以下の通りです。
仲介での売却 | 市場価格の8〜10割 |
業者で買取 | 市場価格の5〜8割 |
一見すると仲介で売却する方が高く売れる印象を受けますが、一概にそうとも言えません。
例えば、空き家の状態や築年数・立地などの条件によっては買取の方が早く・確実に売却できるため、あなたが所有する物件によってより良い売却方法を検討してください。
また、空き家の相場を調べ方には以下のような方法があります。
空き家の相場の調べ方 |
・不動産会社に査定を依頼する ・国土交通省の「不動産ライブラリ」で調べる ・不動産流通機構の「REINS Market Information」で調べる ・不動産ポータルサイトで調べる ・空き家バンクで調べる |
また、調べた相場よりもできるだけ高く売りたい方は、以下のポイントに沿って行動してみてください。
空き家を相場よりも高く売却するコツ3選 |
・家具や家電はできるだけ処分しておく ・ハウスクリーニングをしておく ・リフォームや修繕を済ませておく |
空き家を自力で売却するのが不安な方や、よりスムーズに売却したい方は不動産会社や買取業者などのプロの力を借りることも検討するのがいいでしょう。
空き家の売却にお困りの方は、お気軽にリハコにお問い合わせください。
同志社大学を卒業後、株式会社光通信に入社し営業職に従事。2019年から不動産賃貸業をはじめ、築古戸建の再生を主とした賃貸業を営む大家さんの一面を持つ。空き家問題をさらに大きな枠組みで解決するために、「空き家を復活させ、街を復活させ、活気あふれる日本をつくる」という理念で株式会社リハコを設立。保有資格は宅地建物取引士と空き家相談士。
リハコが解決します
「0円で処分します」「100万円の処分費用をお支払いいただければ引き取ります」と他社に納得いかない買取査定を受けた方こそ、リハコにご相談ください。
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