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「空き家の売却について相談するなら、どこがいいかな?」
「自分の空き家は本当に売却できるだろうか…売却できるようにアドバイスをしてくれる相談先があればいいな…」
空き家の売却なんて人生でそう何度も経験することではないので、「何からやったらいいの?」「どのタイミングで手放すのがいいんだろう」と誰しも悩んだり迷ったりしてしまいますよね。
そこであなたは、空き家の売却に関しての悩みの寄り添い、不安を解消してくれる相談先を探しているのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、空き家売却に関するおすすめの相談先には4つの選択肢があります。
空き家売却に関するおすすめの相談先 |
・相談先1|空き家専門の買取業者 ・相談先2|不動産仲介会社 ・相談先3|自治体の窓口 ・相談先4|地域・隣家の人 |
上記4つの中で特におすすめの相談先は、空き家専門の買取業者です。買取業者に相談すれば、空き家を査定してそのまま買い取ってくれるため、相談〜売却までスピーディーに行えます。
また、老朽化の進んだ家や田舎にある家・事故物件などの訳ありの物件だったとしても売却できる可能性が高く、売却後の責任問題からも解放されます。
しかし、空き家の売却にあたっての悩みや不安点は人それぞれ違うため、各々が悩んでいるポイントに合わせた相談先を選ぶのが何より重要です。
そこでこの記事では、空き家の売却に関しての相談先とそれぞれの特徴を詳しく解説しています。自分に最適な相談先を見つけたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
この記事の目次
1.【表で比較】空き家売却におすすめの相談先4選
まずは、空き家売却の相談をするのにおすすめの相談先4選と、それぞれの特徴を表にまとめました。
買取業者 | 不動産仲介 | 自治体 | 地域・隣家の人 | |
早く売りたい | ◯ | × | × | × |
高く売りたい | × | ◯ | × | △ |
費用を安く抑えたい | ◯ | × | ◯ | △ |
手間を減らしたい | ◯ | ◯ | × | × |
買主を選びたい | × | ◯ | ◯ | ◯ |
サポートしてほしい | ◯ | ◯ | × | × |
おすすめの人 | 早く確実に売却したい人 | 時間をかけて買主を探したい人 | 国の制度を利用したい人 | 地域の情報や人脈を活用したい人 |
空き家売却の相談先として一番おすすめなのは、空き家専門の買取業者です。
なぜなら、買取業者は売却完了までの期間が短く、一般の人からの需要が少ない訳ありの物件であっても買い取ってもらえる可能性が高いからです。
次点でおすすめの不動産仲介会社への相談は、買主が見つかれば高値で売却できる可能性もありますが、そもそも買主探しに時間がかかり確実に売却できる保証もありません。
そのため、早く・確実に売却できる買取業者へ相談することで、結果的にいくつもの悩みを解決することにも繋がるでしょう。
2.空き家売却の相談先1|空き家専門の買取業者
空き家を売却するにあたっておすすめの相談先1つ目は、空き家専門の買取業者です。空き家専門の買取業者では物件を査定し、見積もった査定額で空き家をそのまま買い取ってくれます。
それでは空き家専門の買取業者について、詳しく見ていきましょう。
2-1.買取業者に相談すれば早期売却が実現できる
空き家の売却を専門の買取業者に相談すれば、空き家の早期売却が実現できます。
なぜなら、買取業者に相談することで以下のようなメリットがあるからです。
空き家の売却を買取業者に相談するメリット |
・空き家の解体や家財の処分をしなくても、現状のままで買い取ってくれる ・仲介では売れにくいような訳あり物件でも買い取ってもらえる ・仲介手数料が発生しないため、費用の負担が少ない ・売却後に物件や設備に不備があっても、その責任を免除してもらえる |
買取業者は仲介と違い、空き家を査定してそのまま買い取ってくれます。
また、買取業者に売却を相談した場合は、売却後の物件や設備の不備に対する責任を免除してもらうことができます。
このため、事前にリフォームや修繕を行う必要がなく、家財などもそのままの状態で売却することができるため、その点もスピード売却に繋がっています。
空き家を売却して現金化が完了するまでは業者によってまちまちですが、目安としては最短1週間〜長くても1ヶ月程度で手放すことができます。
2-2.買取業者に相談するなら売却後の家に関わるのは難しい
空き家の売却を買取業者に相談することで、以下のようなデメリットがあることも知っておく必要があります。
空き家の売却を買取業者に相談するデメリット |
・業者に売却した後の空き家の売買に干渉できない ・売却価格が相場よりも安くなってしまう |
空き家の売却を買取業者に依頼した場合、空き家の所有権が業者に移ってしまうため、どんなリフォームをしてどんな人に売るのかは業者が判断することになります。
そのため、売主は売却した空き家に対して「次は〇〇な人に使ってほしい」「〇〇な家の使い方はしないでほしい」といった希望を通すことができなくなるのがデメリットです。
また買取業者に空き家を売却した場合、売却価格は市場で実際に取引されている価格の5〜8割程度になってしまいます。
なぜなら空き家の買取価格というのは、業者が買い取った後に行うリフォームや修繕費をあらかじめ差し引いて計算されているからです。
とはいえ仲介で売りに出したとしても、なかなか売却できない場合は結局値下げして売却することになるため、初めから買取で売却する方が結果的にスピーディーかつ高額での売却が実現できる可能性があります。
2-3.買取業者への相談がおすすめな人
空き家売却にあたって買取業者へ相談するのがおすすめなのは、以下のような人です。
空き家の売却を買取業者へ相談するのがおすすめな人 |
・空き家売却のスピードを重視する人 ・売却前の準備に手間をかけたくない人 ・仲介では売れにくい訳ありの物件を売却したい人 ・遠方にお住まいで時間が取れない人 |
空き家専門の買取業者は、空き家を現状のまま・査定額そのままで買い取ってもらえるため、空き家売却において売れるまでのスピードを重視する人にはぴったりの相談先です。
特に遠方にお住まいの方であれば、売却のために何度も現地へ足を運ぶ必要がなくなるため、売却にかかる手間や時間的な負担を軽減できます。
また、
- 事故物件
- 市街化調整区域
- 老朽化がかなり進んでいる物件
などの訳ありの物件を売却したい場合、仲介だとなかなか買い手がつかない可能性が高いですが、買取業者なら現状のままで買い取ってくれます。
その場合は、訳あり物件の買取に特化した業者を選ぶとスムーズかつ高値で売却できるでしょう。
3.空き家売却の相談先2|不動産仲介会社
空き家を売却するにあたっておすすめの相談先2つ目は、不動産仲介会社です。不動産仲介会社では、売主に代わって空き家の広告・宣伝を行い、購入希望者を見つけてきてくれます。
それでは、不動産仲介会社について詳しく見ていきましょう。
3-1.不動産仲介会社に相談すれば高額売却できる可能性がある
空き家の売却を不動産仲介会社に相談すれば、空き家を高額売却できる可能性があります。
不動産仲介会社に空き家売却を相談することには、以下のようなメリットがあるからです。
空き家の売却を不動産仲介会社に相談するメリット |
・より広範囲の潜在的な買主にアプローチできる ・相場に近い価格で売却できる可能性が高い ・売却方法やタイミングなどをアドバイスしてもらえる ・各種書類の準備や作成を代行してくれる |
仲介会社はより広範囲の買主候補に広告・宣伝を行うため、希望の価格や相場に近い価格で購入してくれる買い手にもアプローチしやすくなります。
また、仲介会社は専門知識が豊富なので、売却の際に活用できる補助金や助成制度についても教えてもらえたり、買い手との交渉の中で極端な値下げ交渉からも守ってもらえるため、その点も高額売却へと繋がっています。
3-2.不動産仲介会社へ相談するなら売却のためのコストがかかる
不動産仲介会社へ相談した場合、仲介手数料として売却するための費用が発生します。
実際の仲介手数料は以下の通りです。
売却価格 | 仲介手数料 |
200万円以下 | 5% |
200万円超~400万円以下の部分 | 4%+2万円 |
400万円超の部分 | 3%+6万円 |
例えば、売却価格が300万円だった場合、300万円を上の表に合わせて分類して次のように計算します。
- 300万円 × 4% + 2万円 = 14万円 × 1.1倍(消費税)= 15.4万円
さらに仲介会社だと、そもそも買い手が見つからないと売却できないため、なかなか空き家を手放せない可能性も高いです。
そのため、じっくりと買主を探せる時間の余裕がある方以外は、スピーディーに売却が進む買取業者への相談がおすすめです。
3-3.不動産仲介会社への相談がおすすめな人
空き家売却にあたって不動産仲介会社へ相談するのがおすすめなのは、以下のような人です。
空き家の売却を不動産仲介会社へ相談するのがおすすめな人 |
・空き家を高値で売却することを重視する人 ・専門家からのアドバイスを元に売却を進めたい人 ・売却に必要な行程を丸ごとお任せしたい人 |
不動産仲介会社は、空き家売却についての様々な知識を持っているため、売却方法やタイミング・物件の価値を高める方法など、多方面からアドバイスをしてもらえます。
そのため、売却のスピードや確実性よりも空き家の高額売却を重視する人にはぴったりの相談先です。
また、各種書類の準備・作成や買主との交渉・手続きまでいくつもの行程を代行してくれるため、売却に必要な行程をプロに丸ごと任せたいという方にもおすすめです。
4.空き家売却の相談先3|自治体の窓口
空き家を売却するにあたっておすすめの相談先3つ目は、自治体の窓口です。自治体の窓口では、空き家売却に活用できる「空き家バンク」についての情報や、補助金・助成制度などについて教えてもらえます。
それでは、自治体の窓口について詳しくご紹介します。
4-1.売却にかかる税金などの費用を削減できる
空き家の売却を自治体の窓口に相談することで、売却にかかる税金などの費用を削減できます。
それは以下のようなメリットがあるためです。
空き家の売却を自治体の窓口に相談するメリット |
・自治体の制度を利用して空き家を売却できる ・公的な機関に相談できるので信頼度が高い ・空き家売却に活用できる補助金や制度について知ることができる |
空き家の売却を自治体の窓口で相談すれば、自治体の制度を利用して空き家を売却することができます。
空き家売却に関する制度の代表的なものが、空き家バンクです。
空き家バンク | 空き家の情報提供や売買のマッチングを行う制度 |
地域によっては、空き家バンクなどの制度を利用することで、空き家にかかる費用を助成してくれる場合があります。
【空き家にかかる費用の助成例】 |
呉市空き家家財道具等処分支援事業 一戸建ての空き家内の家財道具等を処分し、呉市空き家バンクに登録又は宅地建物取引業者と媒介契約を締結する所有者等に、家財道具等の処分に要する費用の一部を予算の範囲内で補助します。(補助率1/2 上限10万円) |
自治体の制度を利用し、このような補助を上手く活用することで、空き家の売却前後にかかる費用の負担を軽減できる点が魅力です。
4-2.自治体の窓口で相談するなら自力で売却を進めることが前提
自治体の窓口で教えてもらえるのはあくまでも制度や売却についての概要や手順だけで、売却自体は自力で進めることが前提です。
例えば、売却に関して必要な行程には以下のようなものが挙げられます。
- 書類の準備や各種手続き
- 売却活動
- 売却後のトラブル対応 など
そのため、空き家売却の知識や経験がない初心者の方が制度を上手く利用するのは難しく、スムーズかつ安全に取引を進めることも困難であるのが実情です。
4-3.自治体の窓口での相談がおすすめな人
空き家売却にあたって自治体の窓口で相談するのがおすすめなのは、以下のような人です。
空き家の売却を自治体の窓口へ相談するのがおすすめな人 |
・空き家売却の支援や制度を利用したい人 ・空き家バンクを利用したい人 ・空き家売却に関する法的な手続きや規制について知りたい人 ・民間の業者に相談するのが不安な人 |
自治体の窓口では、主に空き家売却に関する国の制度や支援について詳しく教えてもらうことができます。そのため、控除や補助金を利用して売却にかかる費用をできるだけ抑えたいと考えている方にはぴったりの相談先です。
また、公的な機関として信頼性も高いので、民間の業者にいきなり相談するのが不安な人は、まず自治体の窓口で相談してみるといいでしょう。
5.空き家売却の相談先4|地域の人や隣家に相談する
空き家を売却するにあたっておすすめの相談先4つ目は、地域の人や隣家に相談することです。
空き家の近隣の方に相談することで、より地域に密着したリアルな情報を得られる可能性があります。
詳しく見ていきましょう。
5-1.地域の人や隣家に相談すれば地域のリアルな情報が得られる
空き家の売却について近隣の人に相談すれば、地域のリアルな情報に基づいて空き家売却を進めることができます。
これは、以下のようなメリットがあるためです。
空き家の売却を地域の人や隣家に相談するメリット |
・地元で評判のいい不動産会社や買取業者を紹介してもらえる可能性がある ・地域のイベントや掲示板を活用して空き家を購入したい人に情報を届けられる ・隣家の人自身が空き家の購入に興味を持っている可能性がある |
例えば、評判のいい不動産会社や買取業者を紹介してもらえれば、最終的に買取業者や仲介会社へ依頼するにしても、その地域できちんと実績のあるところを選びやすくなります。
また、隣家の人自身が自分の敷地を拡張したくて隣の空き家を購入したいというケースもあるでしょう。その場合は、買い手を探す手間や時間が必要ないため、スピーディーに売却を進めやすいです。(ただし、トラブル回避のため、不動産会社などの専門家に間に入ってもらうことは必要です)
近隣の人であれば、ある程度顔見知りだったり交流がある人であることも多く、気軽に相談しながら地域の情報を収集できるでしょう。
5-2.地元の人や隣家の人に相談するなら人間関係を壊さない配慮が必要
空き家の売却について隣家の人に相談する場合は、以下のようなことに気をつけなければなりません。
隣家の人に相談する際の注意点 |
・お互いのプライバシーを尊重し、過度に情報を共有しすぎないようにする ・隣家の人の話を鵜呑みにせず、自分でも相場などをリサーチしておく ・空き家の売却前に、隣との境界線を明確にしておく ・個人間で取引を行う場合、専門家に仲介を頼む |
上記のようなポイントに注意しておくと、隣人とのトラブル防止を防ぎ、信頼関係を構築しながらスムーズに取引を進めることができるでしょう。
5-3.隣家の人への相談がおすすめな人
空き家売却について隣家の人への相談がおすすめなのは、地元の人や知人に空き家を売却したいと考えている人です。
思い入れのある家を見ず知らずの人に売却するのをためらう方は少なくありません。
しかし、隣家の人や地元に根差した方が購入を希望している場合、思い出の空き家も安心して売却できるでしょう。
とはいえ、個人間での売買取引にはトラブルやリスクがつきものです。売買によるトラブルで関係性を壊さないようにするためには、不動産会社などのプロに仲介してもらえると安心です。
6.相談先に関わらず、スムーズに相談するために準備すること
相談先がどこであれ、空き家の売却についてスムーズに相談を進めるためには、以下のものを準備しておく必要があります。
【空き家の相談前に準備・確認すべきもの】
手続きに必要な書類 | <必ず必要な書類> ・登記済証または権利証 ・印鑑証明書 ・住民票または戸籍謄本 <任意で用意する書類> ・固定資産税納税通知書 ・建築確認通知書 ・土地測量図 ・建物図面 |
確認事項 | ・空き家の名義 ・空き家の相場 |
一番重要なのは、空き家の名義が誰になっているかということです。そもそも空き家の売却は名義人しか行えないため、相続などで空き家を取得した人は売却する前に必ず名義を自分のものに変更しておかなければなりません。
また、上記で記載した書類も併せて揃えておくと、どこで相談することになってもスムーズに話が進めやすいでしょう。
7.まとめ
この記事では、「空き家の売却におすすめの相談先4選」について解説してきました。
空き家の売却におすすめの相談先とそれぞれの特徴は、以下の通りです。
買取業者 | 不動産仲介 | 自治体 | 地域・隣家の人 | |
早く売りたい | ◯ | × | × | × |
高く売りたい | × | ◯ | × | △ |
費用を安く抑えたい | ◯ | × | ◯ | △ |
手間を減らしたい | ◯ | ◯ | × | × |
買主を選びたい | × | ◯ | ◯ | ◯ |
サポートしてほしい | ◯ | ◯ | × | × |
おすすめの人 | 早く確実に売却したい人 | 時間をかけて買主を探したい人 | 国の制度を利用したい人 | 地域の情報や人脈を活用したい人 |
この中から、あなたのニーズに合わせて相談先を選んでみてください。
この記事が、空き家売却の相談先にお悩みにあなたのお役に立つことを願っています。
同志社大学を卒業後、株式会社光通信に入社し営業職に従事。2019年から不動産賃貸業をはじめ、築古戸建の再生を主とした賃貸業を営む大家さんの一面を持つ。空き家問題をさらに大きな枠組みで解決するために、「空き家を復活させ、街を復活させ、活気あふれる日本をつくる」という理念で株式会社リハコを設立。保有資格は宅地建物取引士と空き家相談士。
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